青銅色の花瓶です。 年代物の風格があります。 茶道で唐銅の花入れとして使われるなど 風情を極めた逸品です。 茶道で青銅製の花瓶を使うのは次のような意味があります。 1.歴史的・伝統的な価値 青銅は古くから日本や中国で使われ、格式の高い素材とされています。太古から青銅器は神に捧げる器として珍重されました。茶道の起源や美意識において、歴史的な価値や伝統が重視されるため、青銅の重厚感や風格が茶室の雰囲気に合います。 2.時間の経過による美しさ 青銅は使い込むほどに味わい深い「緑青（ろくしょう）」が生じます。この経年変化が侘び寂びの精神と合わさり、時間の流れや自然の美しさを表現の象徴とされています。 3.侘び寂びの表現 青銅の風味や質感は、派手さや華美さを抑えた落ち着いた風合いを持ち、侘び寂びの精神と非常に相性が良いです。茶室のシンプルな美しさを重視する効果があります。 4.四季折々の花との調和 青銅は無機質な素材ながらも、自然の植物と調和する性質があります。華やかな花でも、質素の花でも、青銅の花瓶に生けると落ち着く品格を大切にできます。 5.格式の象徴 茶道では、道具ひとつひとつに格式や意味合いが込められます。青銅製の花瓶は高級な道具のひとつとされ、お客様へのもてなしの心を表現することができます。 これらの要素が重なり、茶道において青銅製の花瓶が使われることが多いのです。 経年による金属劣化や汚れがあります。 新品ご理解のうえご購入願いします。 【寸法】(約) 口径 6.2cm 胴幅 7cm(最大) 　　　　 高さ 22cm