フェンダーカスタムショップのプレシジョンベース です。 弾き心地も音もスムーズなので、指板が広いプレベなのに指がスルスルと動きます。 音は全帯域がドバっと出ながらもローズ指板らしい粘りがあり、曲中では目立たず主張しながらも底から引っ張り上げるような感じです。 プレベらしい音でありながらも、Fenderの上質な個体特有の特徴で単体では主張が強すぎませんが、アンサンブルに混ざると途端に真価を発揮します。 そのため、とにかく「使いやすい」ベースで、レコーディングでもライブでもファーストコールで使えると思います。 さらに、パッと見で分かるほどどの木材も良いところが選別されています。ボディもネックも柾目です。塗装は発色が良く綺麗なので、その分これからの使い込みによる変化も楽しめると思います。 どの観点から見ても「さすがFender Custom Shop」と唸ってしまうような個体です。 重さは約4.0kgです。 体に負担のかからない軽さです。個人の経験では、重くなってくると音の迫力が出ますが、余計な低域が出てしまい、使いにくく、アンサンブルを邪魔する音になると感じています。4kgを切ると音が軽くなってしまいますので、ベストな重さかと思います。適度な重さの個体を探すのも難しいと思います。