整備済みのニッコール 35mm f1.4です。 オートニッコール世代の35mm f1.4であり、C付き、金属ローレットのモデルです。 絞り羽の枚数は七枚。アトムレンズ。 マウントは非AIのニコンFマウントです。 #ニコン #オールドレンズ #アトムレンズ 〈付属品〉 フロントキャップ（純正Φ52mm） リアキャップ（純正ニコンFマウント） 〈状態〉 ・光学系 前面レンズに拭き傷 中玉に薄いヘアライン傷 粒状のコーティングダメージ 強めのカビ跡 カビ、クモリなし ダメージに反して透明感は高い ・外観 スレ傷あり 使い込まれている ・動作 ピントリング動作良好。若干重いが、心地よく回転する 絞りリングの動作、クリック感ともに良好 絞り羽は粘りなく稼働する ・整備内容 ヘリコイドグリス入れ替え レンズ全層の清掃 外装含むパーツの磨き上げ 絞り羽の清掃、動作の改善 紫外線照射による黄変の低減 ・実写確認済み あからさまな問題は見受けられない（比較対象がない） ゴーストや玉ボケに異常はない 逆光耐性は正常 〈出品経緯〉 用途にあわなかったため出品 〈レンズ総評〉 広角35mmの、しかも民生向け一眼レフ用のレンズとして、f1.4を達成したおそらく世界初のレンズ。 アトムレンズであり、フローティング機構を内蔵している。 解像力は高い。ただ、f2以降まで絞った場合の話で、開放ではかなりふわふわした写りである。 開放時の周辺減光の小ささ、逆光耐性の高さが特長。 欠点として、強めの樽型歪曲がある。場面によっては補正が必須だろう。 おそらくは、後継のAi S版を購入したほうが満足度は高い。 しかし、ニコン製品では数少ないアトムレンズであり、謎のコレクター性がある。 オールドレンズを収集するなら、一度は試してみたくなるレンズの一つではないだろうか。 〈TIPS〉 ・GFXでは7:6～1:1程度でケラレを回避できる ・フローティング機構を内蔵。後群が独立して稼働する ・このタイプのレンズはフランジバックが適切でないと解像度が低下する ・アトムレンズであり、強めに黄変する ・Cのつかない初期型もマルチコーティングである 〈整備保証〉 再整備、調整等を受け付けます 返品は不可です 必要な場合は、プロフィールのgmailアドレスからお問い合わせ下さい