スイス ウリ州Tiefen Glacier アルパインスモーキークォーツ 鉱物標本です。 アルパインクォーツは広大なスイスアルプスの高所で産出され、ひとつひとつ人の手によって採取されたもので、大変貴重なクォーツとして世界的にも有名です。 ティーフェン氷河付近で採取されたもので、年々こちらの氷河は消失しているそうです。 水没すると2度と取れなくなってしまうため、価値が高まっている産地です。 こちらの産地のスモーキークォーツは、シャンパンゴールドのような淡く全体に均一に色が入ったものがよく見られます。 このような色味は唯一無二で、アルパインクォーツの特徴といって良いと思います。 また大変透明度が高く、他の有名な産地と比べても抜きん出て美しいクォーツといっても差し支えないほどです。 採取するのにも高い山々を登ったりするそうで、命懸けの仕事だそうです。 そのようなところからはるばる日本までやってきたかと思うと、感慨深いものがあります。 サイズは45×20×20mmです。 (台座が30mm) 下部が削れたように見える部分は、セルフフィールドと言って何らかの原因で壊れてしまったり、折れてしまったりと水晶が成長する過程でいろいろと起きた際に自らを修復し新たに結晶化しているという形状になります。 内部には成長線のファントムがあり、光で照らすとよりくっきりと観察でき大変美しいです。 このような産地のため、流通も他の産地と比べて多くなく価値が高い標本です。 購入時のラベルをお付けいたします。 ぜひご検討いただけると嬉しいです。