1914年製造のヨーク　Perfec-Tone Cornetです。 金のアクセントを伴う豪華な彫刻が目を惹くモデルで、ショートとロングの折衷のような形をしています。 マウスピースによってベルベットのような柔らかい音から、溌剌とした輝きのある音まで柔軟に対応してくれる楽器です。 またオーケストラなどで非常に使いやすいクイックチェンジシステム付きで、写真のようにチューニング管を引き伸ばすことによってA管としても使用できます(1、3番管には目安の線が入っております)。 気密性は◎。この年代のものとしては奇跡と呼べるレベルのコンディションです。 表面のめっきは90%ほど残っております。 大小修理歴あり。 一番大きなものはベルボウの部分です。 しっかり修理されており、使用には全く問題ありません。 できる限り写真に収めておりますのでよくご確認ください。 J.W. York社はアメリカ・ミシガン州グランドラピッズで、1882年に創業されました。当初は楽器の修理業を営んでいましたが、やがて自社製造の楽器の生産に乗り出しました。 1900年代初頭には会社名が「J.W. York & Sons」に変更され、事業が家族経営化しました。 高品質の金管楽器を製造し、特に中規模から大規模の吹奏楽団に支持されました。 York社の楽器は、独特の温かい音色と高い製造品質で知られていました。その中でも、チューバは非常に評価が高く、多くのプロ奏者から絶賛されました。 今なお語り継がれコピーをされ続けている「ヨークモデル」と言われるチューバはこのメーカーのものです。 ケースなし。マウスピースなし。 マウスピースは現代のデニスウィックやバックなどを使用可能です。 トランペットシャンクではありませんのでご注意ください。 100年以上のものですが音程バランスや音色等素晴らしく、また現代の楽器とは違う暖かさを感じられる楽器です。 この個体以外にはまず出回らないのではないかと思います。博物館級の逸品です。 この機会にぜひどうぞ。 古いものですのでご自身の判断でご購入ください。 トラブルを避けるため写真などの追加は可能な限り対応いたします。お気軽にご質問などどうぞ。