抽出ユニット、ジェネレータを新品同様にリビルドするほかユニットレールへのグリスアップ、電磁ポンプの性能確認さらには部品新品交換や電磁ポンプ自身の交換、スチーム管からの水漏れ修理、左右の抽出口の均等抽出の調整を基本としたオーバーホールをほどこしています。 総抽出杯数履歴（https://youtu.be/x_XvuPXK87M）は２２２１６杯ですが、非常に丁寧に使われていたのか、筐体の歪みや破損は一切無く、ホッパーの蓋もしっかりと留まっています。 １枚目の写真は、抽出量ダイヤルを９時の位置にしてエスプレッソを２杯取りしたものです。量的には１杯当たり３８ｍｌでした。なお、抽出量ダイヤルを右回りに回したアメリカンは１８４ｍｌで、１２時のセンターの位置でのレギュラーでは１００ｍｌでした。 ２枚目の写真は、そのアメリカンですが、ガブ飲み珈琲ながら、しっかりと細かい泡立ちのクレマがしっかりと出ています。 ３枚目の写真は、３５ｍｌの牛乳をスチームで泡立てて３９ｍｌにしてからエスプレッソを１杯抽出した出来上がり５９ｍｌのカプチーノです。 ４枚目は固く締まったクッキー状の約６杯分の珈琲カスの写真で、トレイへの水漏れはありませんでした。このクッキー形状は完全オーバーホールをしている理想的な形状となっています。 ５枚目の写真は水タンクサイドからのもので、大きな傷などはありません。 ６枚目の写真は左パネルからのもので製造ラベルの破れや大きな剥がれはありませんでした。大きな傷などもありません。 ７枚目の写真は抽出の要中の要のジェネレーターの完全分解・清掃・Oリングを全部新品に交換するときの写真です。 ８枚目の写真は抽出ユニットの完全分解・清掃・Oリングの新品交換をしたときのものです。 ９枚目の写真は電磁ポンプの重要な消耗品のボールを新品交換したところ、最大吐出流量推測値が新品基準値６５０ｍｌ／分を軽く超えての６８６ｍｌ／分となりました。 １０枚目の写真は異音の元になるユニットレールへのグリスアップした箇所の写真です。異音異常の解消だけでなく滑りが良くなるため長寿命化も期待できます。 本体以外の添付品は、 ・ＥSＡＭ１０００ＳＪ取扱説明書の複製 ・初期設定で必ず必要になる水硬度チェッカー ・１回分の除石灰剤 ・計量スプーン ・マンデリン深煎豆を約３０グラム前後