京都の現代きもの作家“斉藤三才”落款のひと品、“市松に流水”を込めた袋帯でございます。 斉藤三才は、伝統的な古典柄だけに縛られることなく、ドットやストライプといった現代的なデザインを積極的に盛り込み、“三才調”と呼ばれる独自路線を確立した着物作家。近代染色の礎を築いてきた家系に生まれ、斉藤才三郎から斉藤三才、そして斉藤上太郎へと３代に亘りそのDNAは繋がれています。 落ち着いた錆浅葱色の色地全面に規則的な濃淡を描く精微な格子の市松模様、横段状の構図で柔らかな曲線を描く趣豊かな流水デザイン、シンプルなテーマながら意匠に醸し出されるこの上ない和の温もり、それは正に斉藤三才が描く“ありそうでない個性”そのもの、彩りの濃淡や柄行など視覚を捉えるデザイン力は必見！“三才調”と呼ばれるに相応しい拘りが随所に落とし込まれています。 新品未使用・艶と照りともに申し分のない一本、お奨めでございます。 四角形の連続が創り出す市松文様の魔法、目の配色を変えることで無限に変化する文様に生まれ変わります。また流水模様は、古くから着物や帯に多用される人気の文様、他の文様との組み合わせや空間を埋める描かれ方が一般的です。“苦難や災厄を流す”・“流れる水は腐らず常に清らか”・“お浄めや火難除け”など縁起の良い模様として人気があります。流水文様の中でも観世水という柄は特に有名です。 “締めて体感！いつもと違う大人びた個性”、流れるようなシルエットがお洒落な貴女に美へと誘う優雅な時の流れを運んでくれること間違いなし。 採寸表 巾　 ： 31cm 長さ ： 449cm 素材 ： 正絹 袋帯はこちら❁　#tomihisa袋帯 tomihisaのお着物はこちらから❁　#tomihisa