ヴィンテージ・スペックに忠実、それもFenderの1969年辺りのピックアップを想定して作成された良質な手巻きピックアップです。 69年モデルというと、Fender Custom Shop '69が有名ですが、どうもその辺りを再現するべく想定されているようです。 特にボビンや使用コイルのカラーが、アビゲイル・イバラ女史のサイン入りで限定生産された「Fender Custom Shop '69」を忠実に再現しています。 （現状出回っているFender Custom Shop '69とは少し仕様が違うようです） 詳しいスペックは： アルニコ５マグネット、エナメルワイヤー、 ワックスコーテッド・プッシュバック方式のリード線、 トップにはブラックの、ボトムはグレイのヴァルカンファイバーボビン使用、スタッガードポールピースという仕様。 パラフィンと蜜蝋をミックスしたものでワックスコーティングされています。 特にモダンな設定無し、ミドルピックアップもR.W.R.P.にはなっておらず、 まさにヴィンテージサウンドを体現するかのように作られた設定です。 そんなサウンドをお求めの方におすすめです。 特にネック、ミドル、ブリッジの区別はなく、リードアウトの低いものをネック側に 持ってくると良いかと思います。 実物のいくつかを手に取ってみて、計ったリードアウトは ネック：5.7〜6.2k ミドル：5.7〜6.3k ブリッジ：6〜6.38k ほどありました。あくまで目安です、個体によって違います。 （想定値 Neck: 5.9K、Middle: 5.8K、Bridge: 6.5Kだそうです） Fender Custom Shop '69というと若干低出力であることが魅力ですが、 こちらもそのサウンドを再現すべく、テキスペなんかとはまた違ったサウンドのようです。 ちなみにカバーのサイズは全てのポジションで52mmです。 ヴィンテージホワイトのカバー、取り付けビス・チューブが付属します。 リード線の長さは どれも約210mmほどでした。 Fender Custom Shop '69はセットで買うと結構お高くつきますが、お試しでこちらにリプレイスするのもよろしいのでは、と思います。