神道史学会　三木正太郎　著 縦220mm 516 図版ページ 目次 伝記的考察(生国秋田藩の情勢 生家大和田家と篤胤の為人 脱藩出府 鈴屋入門の時期) 宣長学の紹述(鈴屋入門以前における教養 儒学批判 いはゆる俗神道批判) 篤胤学の成立(「日本書紀」と「古事記」-「古史成文」の立場 「鬼神新論」考 幽冥観と耶蘇教 神習説の提唱 天地開闢説の形成-とくに宣長・中庸との関聯において 神道思想と信仰生活-「毎朝神拝詞記」を中心として) 晩年の傾斜(仏教および印度古伝の研究 道家傾倒と附会説 神霊信仰と神仙思想) 神道史的考察(素戔嗚尊の神徳観をめぐって 垂加神道と復古神道<その1>-日之少宮の伝と幽冥観 垂加神道と復古神道<その2>-神籬磐境の伝と「直昆霊」の精神) 平田 篤胤は、江戸時代後期の国学者・神道家・思想家・医者。 出羽国久保田藩出身。成人後、備中松山藩士の兵学者平田篤穏の養子となる。 幼名を正吉、通称を半兵衛。元服してからは胤行、享和年間以降は篤胤と称した。号は気吹舎、家號を真菅乃屋。大角または大壑とも号した。医者としては玄琢を使う。