2023年新品で購入 美品 デッドストックで1976年〜1979年物になります。 SUGER CANE　東洋エンタープライズが1975年に設立され最初のデニムが1976年に発売されました。1980年より革パッチが付くようになりました。 ファーストモデル（品番・506XX）と呼ばれる生地を使ったデニムジャケットは、1920年代～1940年代まで生産されていました。 こちらのモデルはファーストモデルの中でも、リーバイス社から1942年～1944年頃まで生産されていた「第二次世界大戦モデル」になります。 リーバイスの大戦モデルを忠実に細部まで創り上げている一品です。 実際、個々のオリジナルをそのままコピーしているそうです。 バックル部分の針刺し赤タブ付き、しかもボタンの支柱部分リベットは「銅製」で打ち込み式で取り付けられています。50年代に入ると見られなくなる「キノコ型」の支柱が使われています。 前期の特徴は、バックルベルトが後期よりも若干長く、バックル部分は鉄製で針刺し部分は銅製となっています。 オリジナルと同じ針刺しになります。 ボタン裏は膨らみの無い、フラット型で鉄製リベットを使用しています。 大戦モデルの特徴として、月桂樹ドーナッツボタンを使用しボタン数も4個となっていて、左側にしかないポケットの作りとなっています。 月桂樹ボタンは、ツリーの真ん中に星が一つの「ワンスター月桂樹ボタン」を使用しています。 裾の縫製は下がシングルで、上がチェーンによるものです。 フロントの左側だけにポケットが付いた仕様は、ファースト・デニムジャケットの特徴です。 背中の革パッチの縫い付けはシングルステッチによるもので、縫いはじめと終わりが交差する大戦期に見る事ができる縫製になっています。 背中には、ファーストモデルのデニムジャケットの特徴である肩から腰のバックルバックにかけて間隔の広い、運動性を高める為のプリーツが入ります。 縫い付けは「２本針巻縫い」縫製のため頑丈な作りとなっています。 デニムジャケットがワークウエアとして着用されていた時代のディテールです。 ボックスステッチは内側の負担の掛かる方には、ダブルステッチによる縫製で補強されているのもポイントです。 袖部分のカフスは、通常外側に配置されますがファーストタイプはカフスの短冊が内開きになっているのが特徴です。