今回出品のカメラは、名機コンタックスを生み出した名門ツァイス・イコン製のCONTINA II／Novicar-Anastigmat 45mmf2.8（タイプ527/24）実働品です。 1956年頃から数年間作られたコンパクト機ながらも、ツァイス・イコンらしい重厚なカメラです。状態も比較的良好なスレキズの少ない良品だと思います。 　上部にセレン電光式の露出計が付いています。持参のミノルタメーターと1/2段程度の差が出ましたが、メーターの出た目で実撮影しました。ネガフイルムでの撮影ではほとんど問題ありません。。 シャッターとは非連動ですので、測定したLVをシャッターリングのLVに反映させシャッタースピードと絞りを設定する必要があります。（LV方式の為、シャッタースピードや絞り単独での設定は出来ませんのでご注意ください） ピントは目測式でレンズの先端を回して合わせるタイプです。開放時は被写界深度が浅くなります。特に近距離ではフォーカスがズレやすくなります。フォーカスリングはムラなく回転しますが少し軽めです。 レンズはトリプレット（三枚玉）Novicar-Anastigmat 45mm F2.8です。光学系には拭き傷とコーティングの痛みがあります。分解清掃済みですが、若干取り切れないチリや拭き傷とカビ痕が残りました。 実写確認しましたが、夕方の両極端の光源でも開放近くから絞った状態まで良好な描写を得られました。逆光以外の通常の撮影では問題ありません。 シャッターは全速快調に動作していますし絞りもオイル汚れ等見られず動作は良好です。セルフタイマー動作確認しました。 「作例写真」 磐越西線C57180牽引ばんえつ物語号　コダックUltraMax400使用 山都駅下り進入、1/300秒・絞り11で撮影 野沢駅下り発車、1/60秒・絞り4で手持ち撮影 コダックUltraMaxの発色は独特ですね。使い慣れたGOLD200とは勝手が違い秋の撮影に向くかどうか見極めが必要です。特に青空の発色には戸惑っています。「撮り鉄」なので黒の発色には拘りがあります。 本機は実用機でコレクター向けの美品ではございません。撮影を含め保証はございません。日本語によるお取引でAs is sale品です。 プロフィールを確認くださいますようお願いいたします。