サミュエル・スマイルズ「自助論・品性論・職分論・労働論・勤倹論」全巻1冊本 背革表紙 大正10年◆西国立志編 商品説明 日本では明治初年に中村正直が翻訳し、 『西国立志編』の書名でベストセラーになったことで 知られる、サミュエル・スマイルズの『自助論』を含む、 『自助論・品性論・職分論・労働論・勤倹論』です。 実際には「スマイルス博士 五大著 自助論・品性論・職分論・労働論・勤倹論」と銘打った書籍です。 こちらは中村正直版と異なり、原文の改訂版をもとにした 翻訳となっています。 大正7年に（1918年）に初版が出されたようで、 そちらは5著作をそれぞれ5分冊にした体裁でしたが、 出品は大正10年（（1921年）に、5著作を1冊に収録した、 全巻1冊本です。 背表紙を革装にした豪華版です。 こちらの定価が12円となっており、 5分冊版は5冊で10円に満たない価格だったようですので、 当時こちらの方がかなり定価が高かったものと思います。 現在非常に入手が難しいものと思い、当方が探した限り、 各種古書店サイトで一点も出品がないものです。 なお、5分冊版はヤフオクとメルカリで、同じ出品者さんが 出されていると思いますが、8万8000円という高値で 売られています。 少しの傷みがありますが、全体の状態は 100年以上の経年を考慮すると、悪いものでは ないと思います。 お探しでいらした方に、全巻1冊本をぜひどうぞ。 注意事項 函などなく、本体のみの出品です。 背革に削れや縁の傷みなどあります（画像）。 紙周りに黒ずみがあります（画像）。 本文にヤケがあります（画像）。 本文に一か所、おそらく元からの製本ミスで、都合10ページほどが 紙が折れたまま糸が綴じられて、糸が入っていない箇所があります（画像）。 その部分が小口で少し紙が飛び出しています（画像）。 ページが取れそうな感じは現状ではありません。 装丁は全体に堅牢です。 縁や角に傷みがあるページが少しあります（画像）。 全体の状態は、100年以上の経年を考慮すると、 悪いものではないと思います。 以上、状態のご了承をいただける方のお求めをお願いいたします。