国内写真賞の最高峰「木村伊兵衛 写真賞」（2000年度/第26回）受賞作。 長島有里枝の活動初期（美大生時代）からアメリカ留学期間と帰国後まで、8年分もの写真が400ページ以上に亘って掲載されています。 長島有里枝の感性と心象の変遷、90年代の空気をリアルに感じ取れる、見ごたえある作品集。貴重な初版本です。 〈長島有里枝について〉 20歳の美大生だった長島は、自身や家族らのヌード・ポートレイトを撮ったシリーズでセンセーショナルなデビューを飾り、1993年「Tokyo Urbanart 自分や近しい人間のありのままを切り取る作風は、90年代の写真界の潮流を決定的なものにしました。 しかし、時代の寵児となることを拒むように、美大卒業後の95年に単身渡米。シアトルやニューヨークでの滞在を経て、カリフォルニア芸術大学に入学して写真を専攻し、1999年に卒業して帰国。 アメリカで過ごした数年間、現地のスケートボード・コミュニティ、ロードサイド・カルチャー、日常風景などを撮りため、写真家として新たな面を開花させました。 ＊古書や自宅保管の私物へ理解ある方の購入を歓迎します。