一寸珍しいジャワ更紗です。 この上下の鋸紋はスマトラ輸出用ですね。 珍しいのは生地、手に持ったら少しゴワゴワなんです。 拡大してみたのが、最後の二枚～よく見ますと、糸が均一ではありません！19世紀頃から、ジャワ更紗はイギリスのキャンブリックと言う紡績糸で作った生地を使ってましたが、どうもこれは、キャンブリックではなく手紡ぎ糸みたいです。それと単純な色遣いに模様～よく見ますと繰り返しのように見える画は、少しづつ違い、手書きです。 この様な特徴から見ていきますと、どうも中部ジャワのトバンと言う所の更紗みたいです。ここでは糸作りから、染色まで一人でこなすとか！ そう言う事でレアな更紗としました。 色合いは、最初の写真が実際の色合いに近いと思います。 光の加減でピッタリな写真が撮れませんでした。 小指の先くらいの穴があります。最後から3枚目～緑〇で囲ってます。 その他あるかもしれませんが確認はできてません！ 古いものですから、有っても不思議でないとお考え下さい。 概略寸法　約224㎝×約105㎝